なかなか成績を上げるのって難しいですよねそんな中、私が医学部に進学するために受験生時代に気をつけていたポイントをご紹介しようと思います。

目次

基礎事項ほど大切なものは無い

私が執筆させて頂いた記事がいくつかあるのですが、特に以下の記事で何度も書かせていただいたことですが、基礎事項こそがいちばん大事なことだと考えています。

 

私が執筆させていただいた記事(一部)

現役医大生がおすすめする化学の参考書7選【2022年最新】

現役医大生がおすすめする物理の参考書5選【2022最新】

 

もちろん基礎事項だけをやっていては成績はさほど伸びないでしょう。しかし入試で出題されていることはいくつかの基礎事項の組み合わせなのです。難題と呼ばれるものもありますがそれは基礎事項がいくつも混ざりあったものなのです。特に理科科目においては基礎事項を踏まえた上で出題者の意図を読みつつ解いていけばほとんどの問題は解くことができるでしょう。

また、数学の問題である数式の塊を文字で置くなどの奇想天外だと感じた問題も出会ったことがある方もいるでしょう。しかし、そのたぐいの問題は正しく基礎から学習し、公式などの根本から理解している人にとっては奇想天外だと思われている解法は必然となるのです。また、基礎から学習しているとミスが減り、安定した得点を取り続けることができるようになります。

 

 

 

自分の間違いは宝の山

私が指導させていただいた生徒の方で問題集をどんどん進めたがる方がいらっしゃいました。問題集をどんどん進めるのは問題を正解した喜びとページ数が進んでいる事実を視覚的に認識でき、あたかも自分は順調に勉強を進められていると感じてしまうため一人で学習すると陥りやすい事例です。しかし、最も重要なのはその間違えた問題にあると感じています。なぜ、自分はその問題を間違えてしまったのかを確認し、知識面で間違えたのであればその該当分野が弱点である可能性が高いため、その分野の確認をします(私が指導している際はその分野に関する質問を口頭で行い、どこが抜けているのかを確認した上で弱点分野を指導しています)。

いくら正解を繰り返したところで成長はありません。間違いを克服することで昨日の自分ができなかったことをできるようにする。それで成績が上がるのです。

正解できる問題は頭を使わなくての良い作業なのでラクです。しかしそこに成長はありません。間違いを突き詰める、頭を使い理解をすることに意味があるのです。

 

 

 

反復学習こそ正義

人はどうしても忘れてしまう動物です。忘れないようにすることはできませんが、忘れにくくすることはできます私は指導する生徒には忘れることを前提とした課題を出しています。英単語では50~150の単語を覚えたら次の日にやるのは100~200の単語です。1日100単語は一見多いように感じますが実際には1日50単語しかやっておらず、2日間かけて定着を図っています。また、一度覚えた単語なので2度目、3度目のときにはスラスラと言えるようになっています。そのため本人にとってもさほど負担にはなっていないのです。

 

写真は筆者が毎日持ち歩いていた鉄壁

 

 

目標を意識する。

何を自分は目標としているのかを明確にすることで自分が今何をすべきなのかが見えてきます。また、自分の志望校を明確にすることでそれぞれの傾向がありますからその傾向に合わせて勉強を行うことが近道となります。各科目で膨大な学習量がありますが、入試に出てくるのはおおよそ5問です。もちろんその程度の問題数では大学側は受験生がどの程度学習ができているのかがわかりません。逆に言えば、大学が出題する分野を特に強化することで、全分野で見れば他の受験生よりも劣って見える生徒でも逆転合格を成し遂げることもできる一方、逆転不合格されてしまうかもしれません。そのため、赤本は受験直前までとっておくのではなく、各年度の過去問を確認し、出題傾向を掴んだ上で自分の学習スタイルを変えていくことが合格への近道となります。もちろん他の分野も学習しバランスを取りながらやっていくことが大切です。他の人から見てもらいバランスをとってもらうのがベストです。

サクララボの特徴

講師は現役医大生

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