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現役生と浪人生とで差が出やすい物理。しかし、数学や英語に比べて扱う内容も少なく、入試に出やすい頻出問題のパターンが決まっているため一度しっかり学習してしまえば高得点を取ることができます!
事実、筆者である私も現役で某医大入試試験にて物理満点を取ったことがあります!強みにするのも弱みにしてしまうのもあなた次第!
では見ていきましょう!
物理に苦手意識を抱いている人向けの本
大学入試 漆原晃の 物理基礎・物理が面白いほどわかる本
抽象的な概念も扱う物理は理解ができなくなり良くわからないと感じてしまう人も多いハズ。
この本はまさにそのような人たちに読んでもらいたい1冊。わかりやすいように身近な例で説明をしつつも入試で出やすいとされる頻出問題は押さえており苦手からの克服には最適の1冊。
著者/編集: 漆原晃
出版社: KADOKAWA
宇宙一わかりやすい高校物理
ページ数が多く分厚いため、最初は抵抗感を抱いてしまう人がいるかもしれないが、文章と図がだいたい半分ぐらいで意外とこなすことができる一冊。この本の特徴はなんと言っても図の多さ!物理の基礎から着実に積み上げることができる。文字を読み続けるのが苦手な人でもとっつきやすいと思われる。
著者/編集: 鯉沼拓, 為近和彦
発行元: 学研教育出版
入試に向けて物理を学習していきたい人向け
物理のエッセンス
物理選択者ならみんな持っていると思われる1冊。少なくとも物理選択者でエッセンスのことを知らない者はいないだろう。この本の特徴は問題を解くときの頭の使い方がまとまっている所。入試で使うであろう知識はすべて掲載されていると言っても過言ではない。それにも関わらず本は薄く非常にとっつきやすいと思われる。この本の内容を完璧にすれば医学部入試で物理が足を引っ張ることはなくなるだろう。
著者/編集: 浜島清利
出版社: 河合出版
セミナー物理
あれ、これ持ってんじゃんって思った人もいるはず。そう、この本は学校で配布されることも多い1冊。試験範囲に指定されてよくわからないまま解答とにらめっこしたことがある人もいると思う。そう、この本は使い方次第では力がつかないのである。この本のデメリットとして挙げられるのは解答が雑な点である。しかし、掲載されている問題は良問が多く、共通テスト(センター試験)で出るようなものから難しい問題まで載っている本である。そのため、エッセンスを1周程度やってから取り組むのが良いと思われる。また、この本の特徴なのは教科書に付随している問題集ということもあり、教育指導要領に基づいて作成されており、国が行う試験(共通テストや国立大学の入試)で使う知識はすべてカバーされている。そのため共通テストで高い得点率を要する国立志望にはおすすめである。しかし、難易度はそれほど高くはないため通常全学部問題が同じところ、他の学部とはことなり医学部だけ問題が異なり難易度が高い問題を解かさせるような大学は次に挙げるやや難しめの問題集を取り組んだほうが良いだろう。
出版社: 第一学習社 (2016/1/1)
物理で差をつけたい人向け
重要問題集
入試試験で平均点を超えるのを目標とする人は是非取り組んでほしい一冊。どれも良問が並んでおり物理好きにはたまらないだろう。医学部を志望する人にはここまではマスターしてほしい。されど、この本は物理をある程度理解している人向けに制作されており、いきなりこの本を取り組んだとしても実力が付くとは言い難い。必ず、物理のエッセンスをやってからこの本に取り組んで欲しい。
発売日: 2019年11月
著者/編集: 数研出版編集部
名問の森
物理選択にはおなじみ、物理のエッセンスの難しいバージョンがこの本。問題数は控えめだが1問1問のクオリティーは高い。重要問題集をやるか名問の森をやるかは非常にいい勝負となる。基本的にはエッセンスが終わったら重要問題集を推すが名門の森に進んでも問題はないと思う。名門の森の方が重要問題集よりもやや難しめ。エッセンスをやってある程度自信がついたらこちらに進んでも問題はない。
発売日: 2014年03月
著者/編集: 浜島清利
物理で大幅に差をつけたい人向け
難問題の系統とその解き方
ここまでやれたら基本的には負けることは無いだろう。1つ1つが考えさせられる良問。思考型の問題が出る大学を受ける人にはいいだろう。現役生は手を出さない方が◎。ここまでやるより他にやることがあるだろう。浪人生ならやっても良いと思われる。この問題を解くことで物理の問題を解くときの頭の使い方が洗練されると思う。されど、難しいからと言ってすぐに答えを見るのはNG。しっかり考えて取り組むことで自分の困難な問題への対処能力が上がっていくだろう。
著者/編集: 服部嗣雄
出版社: ニュートンプレス