目次
化学が苦手でも分かりやすく理解できる『宇宙一わかりやすい高校化学シリーズ』
『宇宙一わかりやすい高校化学シリーズ』は、イラストやたとえ話を使って高校化学を分かりやすく説明してくれる参考書です。化学が苦手な人でも楽しく学ぶことができます。
表紙が子ども向けの漫画のような可愛いイラストに溢れているため、内容が簡単すぎて大学入試には使えないのではないかと勘違いしてしまう人も多いです。
しかし、実際には高校の化学で扱う基礎的な事項を全て網羅した本格的な参考書となっています。タイトルの通り宇宙一わかりやすいと言っても過言ではない優れた教材です。
文系の人で化学をセンター試験で利用する人や理系の人でも化学に苦手意識があるという人は是非この教材を活用してください。今回はそんな『宇宙一わかりやすい高校化学シリーズ』の詳しい特徴と学習方法のポイントについてご紹介します。
『宇宙一わかりやすい高校化学シリーズ』は理論、無機、有機の3冊が含まれる
高校で習う化学の分野は3つのジャンルに分かれていて、理論化学と無機化学そして有機化学というそれぞれの分野をマスターする必要があります。『宇宙一わかりやすい高校化学シリーズ』は、それぞれの分野に対して一冊ずつ教材が出版されているため、どの分野も分かりやすく学ぶことが可能です。
理論化学では、化学で登場する様々な数値の計算方法について扱っています。理論化学で扱われる計算方法は、無機化学や有機化学の途中計算にも利用することが多いためしっかりマスターしておくことがおすすめです。
そして無機化学では主に無機物と呼ばれる物質の性質や反応式を学びます。有機化学は、無機物よりも複雑な構造物有機物の性質や反応式について学ぶという内容です。
化学は物理と違って目に見えない世界の抽象的な考え方を扱う必要があるため、しっかりと理解していないと自分が今何を計算しているのか分からなくなったりしてしまいます。
その点『宇宙一わかりやすい高校化学シリーズ』では抽象的な内容を例え話などを使ってマンガで分かりやすく解説してくれているので、具体的なイメージを持って内容を理解することが可能です。
教科書や他の参考書と比べるとイラストも多く読みやすい内容となっています。是非、理論化学・無機化学・有機化学の3つの分野をマスターしていってください。
他の化学の参考書と比べて噛み砕かれた説明が『宇宙一わかりやすい高校化学シリーズ』の特徴
高校の化学の参考書として人気が高い別の教材との比較情報をご紹介します。『宇宙一わかりやすい高校化学シリーズ』以外にも高校の化学をわかりやすく解説した教材はいくつかあり、例えば 『鎌田の理論化学の講義』や『岡野の化学をはじめからていねいに』などが有名です。
これらの参考書も講義形式で語りかけるような口調となっているため、化学の教科書で勉強するのが苦手な人であってもスムーズに勉強を進めることができます。ただし説明は文字情報が中心となっているため、漫画や例え話をふんだんに使って解説が進んでいく『宇宙一わかりやすい高校化学シリーズ』の方が分かりやすいです。
なお『宇宙一わかりやすい高校化学シリーズ』はイラストにたくさんのスペースが割かれている関係上、ページ数のボリュームはどうしても他の教材より多くなってしまいます。
ただしページのボリュームが多いからと言って読み終えるのに時間がかかるわけではなく、1日に勧められるページ数も他の教材より多いと考えて大丈夫です。
これから化学の学習を進めようとしている方はいくつかの基本的な参考書を実際にめくってみて、自分が勉強しやすそうだと感じるものを選ぶようにしてください。
別冊の問題集などを活用して演習形式の学習も進めよう
『宇宙一わかりやすい高校化学シリーズ』は、化学の教科書に載っているような基本的な内容をきちんと理解するための参考書です。そのためこの教材の中には入試でよく出題されるような化学の問題はほとんど含まれていません。あくまでも内容をインプットするための教材としての位置付けになっています。
そのため別冊の問題集や他の化学の入試向け問題集を使って、覚えた知識がきちんと活用できるかどうかをチェックしていくのがおすすめです。また問題集を使った学習をする際には、『宇宙一わかりやすい高校化学シリーズ』で一つの単元を終えるたびに、その分野に関する問題を解いてみてください。
『宇宙一わかりやすい高校化学シリーズ』の全ての内容を一通り読んでから問題演習に取り組もうとすると、最初の方に読んだ内容を忘れてしまって二度手間になってしまうからです。
一つの単元に関する内容理解が済んだら、その直後に問題演習を行うという流れで勉強することをおすすめします。徐々に難しい問題にチャレンジして最終的には志望する大学の化学の過去問を繰り返し練習するようにしてください。