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今でも不正入試は行われているのか?

以前は再受験生や女性受験者、多浪生(一般的に3浪以上の受験生)に対して差別を行う大学もありました。実際に、2018年の医学部不正入試が明らかになり、文科省の調査によって特定の受験生が不利になるような調整を行っている医学部が複数あることが判明しました。

 

しかし、2019年の文科省の調査では、そのような年齢に対する調整は行われておらず、公平になったと言えます。

 

そのため、2018年以前までは医学部受験予備校や家庭教師の間では定説であった「再受験生に寛容な大学」「再受験生に不利な大学」というデータや口コミは今ではあてになりません。

 

特に最難関医学部にそのような噂が絶えなかった一因として、何度も不合格を経験した受験生は志望校のランクを下げる傾向にあるということも関係しています。

 

実際に、大手予備校が掲載している都内最難関医学部の合格者の中での多浪生の割合は非常に低いです。不正入試のニュースが発覚後もこの割合は変わらないことを考慮すると、再受験生や多浪生は最難関医学部の受験を避けるケースが多いようです。そのため、データ上は「現役生に有利な試験をしている」ように見えてしまいます。

 

傾向として、私立医学部の倍率は偏差値が高くなればなるほど低くなります。以上の要因から最難関医学部といわれる大学ほど受験者数が少ないのです。

 

再受験生も多浪生も現役生と同じように、口コミなどに惑わされず自分のレベルにあった志望校を選ぶのがよいでしょう。

 

 

なぜ不正入試があったのか?

医学部入試において、不正入試が常習化していた背景には医療業界では労働力が不足していたことが挙げられます。

 

現役生は多浪生に比べ、医師として活動できる期間が長く。女子は妊娠出産育児で第一線から離脱しやすいが、男子はその心配が不要である。親が同大出身者であれば、地元の大学病院に残ってくれる可能性が高い。というわけです。

 

医師不足だからこそより確実に大学病院の労働力として働いてほしいからという思いから不正入試につながったと考えられています。

 

再受験生に有利な大学

逆に再受験生にとって有利となる大学もあります。例えば2020年の順天堂大学医学部の入試だと、英語で特定の資格やスコアを示す証明書があれば最大25点の加点がありました。

 

他にも、資格やスコアの提出が認められる大学は多いです。特に英語に関してはそもそもの配点が多いなどとても重要視されています。

 

資格やスコアを持っている再受験生にとってはこのような大学は有利であるといえるかもしれません。

 

まとめ

文科省の調査により不正入試はなくなったと考えてよいでしょう。再受験生や多浪生の成績が正しく評価されるようになり、現役生にとっては以前より入試が厳しくなったと感じる人もいます。しっかりと大学ごとの最新の入試情報をもって、基礎から勉強をして入試に備えましょう。

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